終演。
「私の名前は、山田タロス。」
大阪公演、終演いたしました。
大阪での公演は非常に評判が良くてとても嬉しかったです。
札幌で評判悪かったわけではありませんが、自分たちの感覚として出来に波があったように感じるので、そこは反省点です。
ですが、札幌でやった時にいっぱいお客さんからヒントもらったりできたので、そこから大阪公演に向けて調整することができました。
あ、決して札幌を蔑ろにしているわけではなく、おかげでより良いものにすることができましたという意味です。
本来なら札幌でも最高、大阪でも最高であるべきですけどね!
でも実際お客さんの前でやることで得られることがめちゃくちゃ多いんです。
札幌公演から大阪公演で大きな変更点はありませんでしたが、大阪公演の方が若干芝居自体のスピードが落ち着かせていきました。
落ち着かせたと言っても芝居の時間自体が何分も長くなったわけではないので、おそらく相当小さな変化だとは思うんですが、僕とエレキの中では結構な差があり、その分芝居の質も変わった気がします。
実際セリフ間でコンマ何秒かの差で結構な違いがあったりするんで、芝居とは面白いものです。
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以下、芝居の中身について書きますので観ていない方には何のことかわからないでしょうし、DVDを楽しみにされている方は避けてください!
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正直、今回の芝居は非常に難しかったですね。
話の内容もそうですが、芝居の構造として山田タロスは牧内の執拗な責めをかわしていかなければならないのですが、二人芝居でその方式のみでいくとどうしても単調になったり盛り上がりに欠けてしまうんです。
いや、上手な方々がやれば違うんでしょうが。
なので稽古初めの方はなかなかしっくり来ず苦しみました。
更にタロスはわざと逮捕されようとしたり、榎戸の素性を隠そうとしたりするため、タロス自身の本心がどこにあるのかなかなか掴みづらいのです。
そこも結構苦労しました。
脚本の二朗松田さんの想定ではタロスがエレキ、牧内が僕でした。
僕たちも一番最初に脚本を読んだときはそういう印象だったんです。
ただそうなると、昨年ののと☆えれき二人芝居「Not Decided 時計を止めて」と同じ構図になりそうで。
それならせっかくやるんだしちょっと挑戦になるかもしれないけどイメージの逆で行ってみようということになりました。
もしかしたら最初に思ったとおりやった方が良かったのかもしれないと思ったこともありましたが、受け入れていただけて本当にホッとしました。
いやしかし、最終的な感想を言わせてもらえればとても楽しかった!
千秋楽のお客さんのノリに助けられた部分も大きくありますが、本当に楽しくやらせてもらえました。
またエレキと二人芝居をやっていきたいし、遠征もしたい。
地元の札幌は当然として、大阪もまた行きたいし他のところでもやってみたい。
色々なところでやったり、呼んでもらえるようになるためにこれからも努力、精進し続けていきたいと思っております。
まだまだ書くことあったようにも思うんですが、取り急ぎお礼をご報告でした!!
ご来場いただいた皆様、応援してくださった皆様、関係者の皆様、本当に本当にありがとうございました!!!!!