旧・能登英輔の「のとのーと」

のとのーとの過去記事

お題No.11「じいちゃんばあちゃん」

僕のじいちゃんばあちゃん、生きてるのは父方の祖母一人。
年々おばあちゃんの顔に似てくる父を見て、何だか不思議な気分になる。
時々、親父に「今の顔おばあちゃんにそっくり!」というと、照れくさそうに「親子なんだから当たり前だろ。」と。
何となくそんな瞬間が好き。
父方のおじいちゃんは僕が小さい頃になくなったので写真でしか知らない。

母方のじいちゃんばあちゃんは昔住んでる家が割と近かったこともあり、よく遊んでもらった。
昔、菊水に住んでたおじいちゃん達の家に行くと、必ずサイダーを出してくれた。
そのサイダーがかなり楽しみで、サイダーがないときはずいぶん凹んだものだ(笑)
おじいちゃんはホントに優しく、周りの家からも「ホトケの道田さん」と言われてたほど。
おばあちゃんは何かにつけて「勉強してるの?」って。
昔からとにかく頭良くなって、いい暮らししなさいって言ってくれてた。
こんなになっちゃってごめんなさい(笑)

小さい頃はよく会ってたおじいちゃん達も、鎌倉に引っ越してからはほとんど会えなくなった。
僕が高校の時に会ったおじいちゃんは、記憶の中のおじいちゃんより二回りも小さくなってた。
それでも学ラン姿の僕を見ると「おお、おお!」って喜んでくれた。何か、涙が出た。

そんなおじいちゃんもおばあちゃんも、僕が高校卒業したかしないかくらいの時に他界。

今、姉の子供が生まれて、僕の両親はじいちゃんばあちゃんになった。
孫を見る顔がホントに幸せそう。
それを見ると、もっとおじいちゃんやおばあちゃんとたくさん話しておけば良かったとか、よく思う。

父方のおばあちゃんも少しずつ元気がなくなってきたと聞く。
少し遠くに住んではいるけど、時々でも顔出せたらと思う。

昔から思ってたけど、最近は特に長生きして欲しいと思うようになった。
こんなとこで言ってもしょうがないけど、いつまでも長生きしてね。おばあちゃん。




ん~…センチでごめんなさい!


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