感想。

今日は先週観てきたイレブン☆ナインの「プラセボ／アレルギー」の感想を書きまする。



とりあえず終わって最初の感想は「やられたなぁ」という感じ。
というのも、芝居中盤あたりまでどうにも納谷さんの演技がしっくりこないというか、どうにも受け入れられないような感じで。
納谷さんの芝居好きだったはずなのにどうしたことかと思ってたら、あっさり物語の罠に引っかかっておりました…ちくしょう。
あと、擬人化した犬とか、最初気付かなかった。
もしかしてこの女の子死んでるんじゃ…とか的はずれなこと考えてた時間すらあった。
…ちくしょう（笑）

さて、話の内容ですが、正直あまり好きではなかった。
んー、人間のあまりよろしくない部分が随所に出てて、確かにそういう部分あるけれどもそればかりではないでしょうとか思ってしまって。
登場人物が何だかみんな幼い感じで。精神的に。

あと、物語の結末が全然納得いかん。
愛情。んー、愛情か。「愛」ということだけを伝えるにはそういう決断か。いやしかし。
兄姉愛。僕には姉が二人いるけど、この芝居での兄姉愛とは道が違いそうです。

僕は単純なんで、基本的にハッピーエンドが好きなんです（笑）
すっきりした気持ちで帰りたい！
という意味で、あんまり好きじゃなかった芝居ですかね。
面白くなかったわけではないんですけど。
面白かった！！ってことでもなかったす。

大好きな江田さんと達子さんは相変わらずお客さんとの距離感が素晴らしかったと思うけど、もっとパンチ出して欲しかったという感じ。
すこーし遠慮がちに見えたのは気のせいかな。

野村大ちゃんは久しぶりに舞台上で観れて良かった。
先日の一人芝居観に行けなかったことに非常にキレていらっしゃったもので（笑）
ごめんね大ちゃん。
大ちゃんはあんまり無理した演技は合わないなーと思いましたわ。
でも後半の落ち着いた所とかはとても良かったす。
…気付いたら大ちゃんの演技について１０行くらい書いてたから慌てて消した（笑）
ごめんね大ちゃん。

色々考えることのできた舞台でした。
客としても役者としても。

好きな話ではなかったけど、イレブン☆ナインの芝居はまた観てみたいと思えたので良かったです。
そんな感じで、ありがとうございました。