旧・能登英輔の「のとのーと」

のとのーとの過去記事

芝居。

昨日は芝居を観てきましたわ。
谷口健太郎ソロプロジェクト〈リリカル・バレット〉1stSHOT『Man-Hall』

主催の谷口とは結構仲が良く、時々遊んだりする仲なのですけど、この際だから正直に感想を書きますよ。
仲がいいからこそ頑張ってもらいたいしね。


以下、観た人しかわからないと思います。申し訳ないす。


えー、何はともあれ台本が…
気になる所が多すぎる。
とりあえずパッと思いつくだけでも。

初対面の人達がガンガンタメ口でしゃべるというのに違和感。
立川君がやってた役(浅野?)が大ちゃんのやっていた役(加賀?)の顔を知らないのに違和感。
それぞれの言い分に違和感。
金森役の演技に強烈な違和感。

などなど、違和感がすごかった…
あ、あと音がでかい。後半さすがに耳っつーか頭が痛くてしんどかったわ。

特に???となったのは、最後、マンホールに閉じこめられるシーン。
閉じこめられた!ってなるんだけど、その前に刑事役の小野さんが外に一旦電話かけてましたよね!?
事の真相がわかりましたよ!的な感じで。
その直後に出れない!っつってみんなでマンホールの下から外に大声で助けを呼ぶわけですが…電話しろよ!と。

そもそも話の焦点が「浅野の証言」なわけですが…それほど重要な証言に思えない所が致命的かと…
冤罪の証明が浅野の証言のみという、とても不可解なことのため話に入り込めないのですよ。
そして人の性格というか言い分があまりにコロコロと。
谷口がやってた役にブレがありすぎる気が。谷口がってことじゃなくてあの役に。
その割に小野さんの役の浅さが目立ち…というかみんな浅いのです。
誰にも感情移入が出来ないという、こちら側からすると非常に寂しい状態になりました。

自分の妻を殺した犯人の息子に「あれは違うんです、ちょっとでいいから話を聞いて下さい!」と土下座されたくらいで家に上げてしまうか…いや、もっと色々言ってたけどそれでも聞く耳は持たないでしょう。

自分の父親が人を殺してないと信じる気持ちはわかるけど、あそこまで突き進みますかしら?
確証もないのに銃を手に入れ、監禁を?
それが真犯人ならまだしも、欲しいのは証言。うーむ…

そして悪事が許せない刑事。
作中にも言われてたけど、目の前に起きる悪事に対しては…?
確証が得られていたのならまだしも、実際に監禁するまでは確証が無かったわけで。
そしてそこまでの悪事を許しておきながらも、欲しいのは証言。うーむ…

ウソの証言をした浅野。
証言しちゃえばいいのに。どうせそこの出版社もうダメでしょ。

息子の殺人をもみ消そうとした犯人の父親。
一旦もみ消そうとした割りに、森田あきちゃん(谷口の妹役)に普通の正論を言われて改心…うー…

そもそも…何故マンホールだったのか…

あれ?ちゃんとした説明あったっけ…聞き逃したか?

そんなこんなで色々消化不良。
もったいないなーと。
何かその、谷口の気概みたいなのは伝わった分もったいないなーって思いました。


そんなこんなで、散々ぐちゃぐちゃ書いておきながら何ですが、応援してます(笑)