旧・能登英輔の「のとのーと」

のとのーとの過去記事

サム物語。

何故だか知らないけど、無性に「ロードオブザリング」が見たくなったので、三部作全部借りてきて二日で全部見た!
よくわからないで借りてきたんだけど、スペシャル・エクステンデッド・エディションとかいうやつで、劇場版とかでカットされた分が全部入ってるとかで。
1作目と2作目が約3時間、3作目が約4時間。
合計10時間…昨日の夜中まで見てましたわ。
ねむい。

でも面白かった!
確か3作目を映画館で観たと思うんだけど、三部作ともなると1作目と2作目の細かいとこがかなりあやしかったりするもんで、一気に見ると繋がりがはっきりしてて面白かったす。
しかしね、主人公のフロドが三部全て通して情けないというか苛立たせるというか…

ここで「ロードオブザリング」をまだご覧になっていない方の為に、僕の「勝手にろーどおぶざりんぐ」で内容を説明したいと思います。

「勝手にろーどおぶざりんぐ」
悪いヤツがすごい魔力を込めた指輪を作りました。
悪いヤツがその指輪を使って世界を滅ぼそうとしたので、良いヤツが悪いヤツをやっつけました。
でもやられる時に悪いヤツはその指輪に悪い意志を込めたので、その指輪を手にすると悪いヤツの意志にとらわれて悪くなっちゃうんです。
そりゃ大変だから指輪を壊そう!
でもその方法は指輪を作った火山に投げ込まなきゃいけないんです。
紆余曲折を経てあるホビット族に渡った指輪。
なんやかんやで指輪を火山に投げに行くことを決意したホビット
色んな仲間と色んな敵に会いながら、指輪を巡る物語はどんな結末を迎えるのか。
えー…そんな話。

…何だ!説明ってこんなにめんどくさいのか!
一行で説明する!

悪いヤツが作った指輪が気にくわないから火山に捨てに行こうぜ!

これがロードオブザリングだ。


まあそんなこんなで主人公のフロドは何故か庭師のサムと一緒に火山へと向かうわけですが。
指輪の魔力のせいでもあるんですけど、フロドがとにかくフラフラしよるんですわ。
一人で歩くなって言ってるのにどっか行っちゃうし。
敵の策略にものの見事にはまったりするし。

でもね、サムは違うんです。
どんなことがあっても「フロド様!フロド様!」つってね。
途中幾度と無く挫けそうになるフロドを一生懸命励まして。
自分の食べ物や飲み物をフロドに与え、フロドの為に涙を流し。
漢ですわ。漢。
庭師だけど。
漢の庭師。
で、最後の最後、火山の中腹あたりまでどうにか来た頃、疲れ果てたフロドがまた言うんです。
もうダメだ。ここまでだ。

ここで超絶イケメンサムは言い放ちました。

庭師「あなたの重荷を背負うことはできないけど、あなたを背負うことはできます!」

そんでこの庭師、フロド担いで山登るんすよ。
なんというぽっちゃりイケメン。

他の場所で戦ってるみんなは「フロドのために!」とか言っちゃってるわけですよ。
英雄サムのことも知らずに。

かわいそうだからフロドの名言も載せておこう。
火口のを目の前にしたフロド。
あとは指輪を投げ込めば終わる。
後ろに追いかけてきたぽっちゃりイケメンは言います。
さあ!指輪を投げ込んで下さい!

風呂度「指輪は僕のものだ!!」



そんなこんながありまして、結局平和になるんですが。
まあロードオブザリングってのはつまるところサム物語です。
ダイの大冒険で言う所のポップです。
メドローア撃ちますからね、サム。
嘘です。



ここまで書いて読み返してみた。
ひどい!(笑)
見たことない方すいません。
ちゃんと面白いので、是非見てみてください。
そんで、「全然違うじゃねーか!」とか「ぽっちゃりイケメンさいこー!」とか「俺も庭師になる!」とか色々罵って下さい。
すんませんでした(笑)