旧・能登英輔の「のとのーと」

のとのーとの過去記事

終わり。

信山プロデュース「噂の男」
無事終演いたしました。
大体いつも同じこと言うけど、終わってみればやっぱりあっという間(笑)
稽古当初はたくさんの不安を抱えておりましたが、周りのキャスト、スタッフの皆さん、そしてたくさんのあたたかいお客様に支えてもらいました。
大変疲れはしましたが、とても充実した日々を過ごさせていただいたと思っております。

今回の舞台、自分にとってたくさんの壁を感じました。
漫才師の役だったんですけど、まず「漫才」の難しさから。
一番最初がその漫才のシーンから。
そこがこけると「漫才師である」ということの説得力がなくなってしまうため、なんとしてでも形にしたかった。
試行錯誤を繰り返しながら本番を迎えましたが、多少なりとも笑いが来たときには本当に嬉しかった。

今回は130分ほどある公演。
自分のことを言わせてもらえれば、観劇に行って大体90~100分もすれば集中力も途切れがちになる。
なので、感想で二時間あるように思えなかったというお言葉や、あっという間でした!というお言葉をもらえてホッとしました。
まあ、アンケートに書いてくれることですとか、SNSに上がるような感想を全て鵜呑みにしてはいけないでしょうが。
それでもやっぱり嬉しいものです。

「噂の男」やれて良かった。
苦労が多かった分、今は喜びを噛み締めております。

どんな芝居であれ、毎公演その時の自分の持てる力全てを出せるよう、今後も精進したいと思います。
ご来場いただいた皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。