旧・能登英輔の「のとのーと」

のとのーとの過去記事

バリ旅行三日目 ~惨事~

25日(木)

この日も7時半に朝食。
朝食はバイキングで無難に。
バイキングは何となく苦手だったりするんですよねー。
量もイマイチわからないし、割と目移りしちゃって(笑)

朝食後はホテル周りを少し散歩して、その後10時から無料タクシーでクタ市内にあるデューティーフリーショップ「Galleria」へ。
ここでの買い物は免税店なので、品物はすぐには受け取れず、空港での受け取りとなる。

母が楽しみにしていた免税店での買い物だったけど、到着したのは10時半。
帰りは12時のバス。
1時間ちょっとしかない!
ということで大慌てで買い物に。

というか、母が僕と嫁に何か買ってやりたい!と言ってくれて、母自身の買い物は一切出来なかったようで申し訳ない・・・
30も過ぎて母から腕時計を買ってもらってしまった!
いつまでも脛かじりですんません。
まだ全然親孝行もせずに逆に世話してもらってばかりで情けないですが、今はありがたく色々いただいておきます!
そのうち!そのうちちゃんと返しますので!そのうち!

バタバタしてるうちに買い物時間が終わってホテルへ。
昼食を食べる暇も無く母と姉は前日僕らが行った民族衣装のお店へ。
僕らも同じ時間にお土産を買うために再びバリコレクションへ。
父は大好きなプールサイドで読書。
・・・何だか父が一番かっこいい時間の使い方してるようだけどまあ仕方ない。

バリコレクションでも1時間半くらいしか時間がなくて忙しかったけど結構いいものが買えた様な気がします☆

これまたバタバタしつつもホテルへ。
ホテルで大して休む時間もなく、今度は両親を残してケチャダンスを観にウルワツ寺院へ。
とにかく時間に追われて疲れちゃった僕らは移動中の車で少し休めるかと思ってたんですけど、とにかく話好きなバリの人はそれを一切許してくれずノンストップで片言トーク(笑)
バリに来た日に会った陽気なおじさんプトゥさん。
ホテルからウルワツ寺院までの1時間とにかく陽気で話が尽きなかった。

ウルワツ寺院に到着・・・が、ここで惨事が・・・

車から降りた途端に・・・視界がぼやける!?

ウルワツ寺院にはたくさんの猿がいるのですが、車から降りて10秒ほどで眼鏡を取られるとは夢にも思いませんでした・・・

マジかよ・・・と呆然としていると、プトゥさんは手馴れた様子で近くのとうもろこしを売っているおじさんから餌としてとうもろこしを買ってきてくれた。

「サルニ物ヲ取ラレタラ、餌ヲアゲタライイ。デモ1ツジャダメ。必ズ2ツワタスヨ。」

何を言っているのかというと、餌を一つ渡す→サルの手が一つふさがる→もう一つ渡す→もう片方の手で餌を取るために人から取ったものを落とす、という寸法らしい。

言っていたとおりに一つ渡し、さらにもう一つの餌を渡したとき僕から奪った眼鏡を落としました。
おおー!さすが!!
と思ったんですけど、サルが餌を二つ抱えてその場から動かないため、肝心の僕の眼鏡はサルの足元に無残に転がるのみ・・・
無理に近づくと思いのほか鋭い牙をむき出しにして威嚇してくるし。
結局サルが動いてくれるまで待って、ようやく眼鏡は僕の元に帰ってきました。
鼻当てと耳当て部分のプラスチックを剥ぎ取られた無残な格好で・・・

それ以降も僕らの周りを何匹ものサルがうろちょろ。
プトゥさんが近くにあった棒切れを片手に威嚇しつつ先導してくれたのですが・・・

おいプトゥ!棒切れ持ってるあんたの近くにはサル寄ってこねーけど、あんたずいずい先行っちゃったら俺らは誰が守るんだよ!

と思っている矢先に今度は嫁のシュシュが奪われる始末。

プトゥー!!!
ちゃんと守れやプトゥー!!!
いや、守らなくていい!、棒切れ渡せプトゥー!!!
プトゥー!!!!!

どうにかこうにかシュシュも取り返せたんだけど、それから僕と嫁はサルにびびりまくりで景色を楽しむどころじゃなかったっすわ(笑)
ケチャも素晴らしかったんだけど、内容的にサルが結構活躍するお話でしてね・・・

もう・・・サルは・・・いいです・・・


そんなこんなでぐったり。
精神的に何だか凹んでしまって海辺でとった夕食もあまり味がしませんでした(笑)

今となっては、眼鏡とかシュシュとか取られてもどこにも怪我をせずにホント良かったと思いますが。
しかし手馴れてましたわー。
人がかけている眼鏡を背後から取るってなかなかの技術だと思いませんか?

・・・やつら手なづけられてるんじゃないだろうな。

ま、その後に支障がなかったから良しとします☆
眼鏡の鼻当て部分の重要さに初めて気付きました。
あのプラスチックないと結構痛いのね・・・ありがとう。プラさん。



そんな訳でサル騒動で終えた三日目でした。