旧・能登英輔の「のとのーと」

のとのーとの過去記事

お題No.19「セリフ」

どうも、まだブログを見てくれてる人がいた!ということに相当驚いた僕です(笑)

でも考えてみたら最近の舞台を観て興味を持ってくれて読み始めていただくというパターンもあるのか。
あまり更新もないですし、中身のないブログですがよろしくお願いします。

さてさて、何年ぶりかの「お題シリーズ」です。
ツイッターを通してまだこのシリーズやってますか?と言ってくださった方がいらっしゃいまして、やってますよ!と答えたものの、やってますよ!というほどやってないシリーズですいません(笑)
ずっとお題不足なものでして。

今回は「セリフ」がお題です。

んー、芝居の話になると割と真面目な感じになってしまいますがご了承ください。
よく「あんなにセリフを覚えられてすごいですね」と言われることがあります。
相手に悪気がないことは重々承知ではありますが、ちょっとがっかりします。
と言いますのも、基本的には誰でもできるのです。
ある程度やる気があってある程度練習する時間さえあれば。
どんなにセリフ覚えが悪いと言われる役者でも舞台に出るときは大体覚えられているものです。
「大体」じゃ困るんですが(笑)

で。
どう覚えているのかと言いますと、これまた個々人で違うでしょうし、それぞれの芝居論的なものも絡んできます。
文章を読み込んで、話をしっかりわかって、ここがこうだからこのセリフが来るというような台本の根っこの部分からわかって覚えようとするタイプ。
音で覚えるタイプ。
動きで覚えるタイプ。

色々あるとは思いますが、正直みんながどのように覚えているのかは知りません。
と言うか、覚えてくれればどんな覚え方でも構わないのです。
仮にカンペを用意しようがお客さんにバレないのであれば構わないと僕は思っております。
稽古を一切せずともお客さんが満足するならば、たくさん稽古をしたけど満足を得られないものより勝っていると思うのです。
あくまでお客さんに観てもらうものなので。

時々「つまらなかった」というと「あんなに稽古したのに、あんなに一生懸命なのにひどい」みたいなこと言う人がいますがバカかと。
お金を取らずに公演するのならば・・・いや、それでも時間取らせてるわけだしねぇ。
んー。とにかくお客さんが第一。

そもそも、面白い面白くない、上手下手って感覚でしかないんですよね。
俺にとっては100点!でも他人にとっては20点だったりするわけで。
役者なんかで言うと、技術的には下手なのになんか好き!みたいのもあるわけで、この感覚的なところは難しいもんです。

あれズレた。
セリフ覚えでした。
僕はですね、写真のようなイメージです。
台本があってそれをバシャッと。
で、自分のセリフはここらへん、とか。
雑(笑)
ここわーっと短いやり取りあって、そのあと長いセリフ。
で、今度はその長いセリフをバシャッと。

もちろんセリフで出すときにはそのセリフになるためにこういう感情になる、そういう感情になるには相手のセリフをこういう受け取り方をする、とか細かい部分はありますけど、基本的なセリフ覚えに関しては「写真のように」というしかないですね。

後輩なんかに「セリフを順番に喋るんじゃない」とか偉そうに言ったりすることがありますが、まあ基本的には順番に喋るんですよ(笑)
いや、難しいことを言いますけど。
んー、簡単に書くと「あの人の次に僕が喋るんだ」そう思っててもいいけど、それを悟られるんじゃないということ・・・かな?



いやー、やっぱり芝居関連のことを書くのは難しい。
たったこれっぽっちのこと書くのにものっすごい時間かかってます(笑)
さっきも似たようなこと書きましたけど、正解がないので。
人間、正解がないじゃないですか。
こういう状況の時は泣くのが正解、っていうのないじゃないですか。
むしろ笑ってる方が悲しさが伝わるみたいなのあるじゃないですか。

正解がない。
だからこそ面白いんだと思います。



あれー、何書いてんだー。
ぜんっぜん面白いこと書けないー。
むずいー。