旧・能登英輔の「のとのーと」

のとのーとの過去記事

分泌指南。

イレブンナイン「分泌指南」終演いたしました。
計8本に及ぶ短編集、さらには幕間の出し物等、多種多様なものがつまった公演でした。

ばかばかしいもの、くだらないもの、シュールなもの、暗いものとホントに様々な演目でしたが、それぞれ真摯に向き合って創り上げていました。
若手もベテラン勢も、どうしたらお客さんに楽しんでもらえるか。
それをギリギリまで考えていた公演だったと思います。
もちろんああいった舞台が嫌いなお客様もいらっしゃるかとは思いますが、あれだけ長時間笑い声が続く舞台はそうそうお目にかかれないのではないかと思います。

笑いがメインの舞台をやると、稽古とか楽そうでいいねと言われたことがありますが、とんでもない。
ものすごく苦しいです(笑)
いや、でもシリアスなものをやるよりずっとしんどいです。ホント。

人の好みって、泣きのポイントより笑いのポイントの方が多岐にわたると思うんです。
それをいかに収束させるか。
演出の江田さんはかなり苦労したと思うんですが、見事にまとめてくれました。
さすがの一言です。

個人的には久しぶりにばかばかしい役をやらせてもらって非常に楽しかった(笑)
ただね、やっぱり自分の弱い部分も見えて、もっと精進せねばと思いました。
どんな役をやっても反省すべき点がいっぱい出てきてしょんぼりしたりしますが、前を向いて戦っていこうと思います。